THE CEYLON TEA



Uva
ウバ


Dimbula
ディンブラ


Nuwara Eliya
ヌワラエリヤ


Kandy
キャンディ


Ruhuna
ルフナ




Uva:ウバ



ダージリン、キーマンと共に世界3大銘茶として世界に名を馳せるのが、スリランカ南東部の産地「ウバ」である。
ベンガル湾に面した山岳地帯の斜面に茶園が広がっていて、標高1,400〜1,700mの高地にある。
7〜8月にはインド洋からの季節風が山に当って冷たく乾いた風が吹き下ろし、
それまで掛かっていた霧を晴らして急速に茶葉の水分を奪い取る。(クオリティーシーズン)
これにより、ウバ特有のフルーティーな香りと上品な渋みが生まれる。

・水色:オレンジ(クオリティーシーズン)〜深い赤色。
・飲み方:ミルクティーにぴったり。ストレートティーでも良いが、淹れるとき深追いしない事。
    *茶葉は少し贅沢に使いながら、あまり時間を置かず、サッと仕上げると良い。




O.P オレンジ・ペコー


B.O.P ブロークン・オレンジ・ペコー




Dimbula:ディンブラ



スリランカ中央山岳地帯の南西部にあり、標高1,200〜1,600mの高地にある。
多少は季節風の影響を受けるが、茶葉の生育に大きな影響は与えず、一年を通じて安定した品質の茶葉を産出している。
味わいは、突出した個性は少なく、フラットでマイルドな使い勝手の良い茶葉である。
ブレンドのベースやバリエーションティーに使いやすい。

・水色:フラットな赤色。
・飲み方:ストレート、ミルクティー、フルーツティーなど、オールマイティーに。




B.O.P ブロークン・オレンジ・ペコー




Nuwara Eliya:ヌワラエリヤ



スリランカ中央山岳地帯の中〜南部にあり、標高1,600〜1,800mの高地にあり、スリランカの紅茶産地の中では最も標高の高い産地である。
紅茶によって生まれた避暑地といわれるのが、ヌワラエリヤである。紅茶栽培が始まる前は集落もない未開の地だったが、
やがて紅茶の名産地、兼リゾート地として有名になった。
昼間の気温は20〜25℃、夜間は5〜14℃と快適であり、それなりの温度差がある為、
それによってヌワラエリヤティー特有の渋みが出る。ヌワラエリヤティーの香りは華やかでフルーティーな香り。
ストレートティーでこそ、その真価を味わう事ができる。上品で繊細な味わいは趣き深い。

・水色:オレンジ〜薄めな赤色。
・飲み方:サッと淹れた(色は薄めの)ストレートティーがベスト。




O.P オレンジ・ペコー


B.O.P ブロークン・オレンジ・ペコー




Kandy:キャンディ



スリランカのほぼ中央部に位置する。標高400〜800mにある。
スリランカの紅茶の産地としては低く、そのため季節風の影響を受けにくく、年間を通じて気候の変化が少ない。
安定した品質と生産量を供給できる茶葉である。
味わいは、突出した個性は少なく、フラットでマイルドな使い勝手の良い茶葉である。
ブレンドやバリエーションティーに使いやすい。
また、タンニン量が少ない為、冷やしても濁りにくく、アイスティーにも向く。
*昔ながらの「セイロン紅茶」の味わい。何となく落ち着き、癒されるような紅茶。

・水色:これぞ紅茶というような鮮やかな赤色。
・飲み方:アイスティー、フルーツティーなど、オールマイティーに。




O.P オレンジ・ペコー


B.O.P ブロークン・オレンジ・ペコー




Ruhuna:ルフナ



ウバ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、キャンディー、そしてルフナ。 スリランカの紅茶の産地はこの5つに代表され、
ファイブ・カインズ・ティーと呼ばれる。
ルフナ以外はどれも地域名であるが、ルフナは昔の王国の名である。
スリランカの南西部に位置し、標高は200〜400mで、スリランカでは最も低い産地である。
独特のスモーキーさと、カカオの様な香りが加わり、コクのある味わいだが、そんなに重くはなく飲みやすい。
また、少し甘めなミルクティーにすると、その特性が一層鮮明に感じられ趣き深い。

・水色:深紅色。
・飲み方:ミルクティーが良いが、ストレートだと食事にも合う。




O.P オレンジ・ペコー


B.O.P ブロークン・オレンジ・ペコー





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